YMラスシートの下地構成 | |
一般に壁の場合、間柱または胴縁間隔を450mm以内に構成します。鉄骨造で胴縁間隔が大きい場合には、ヤマラスチャンネルを胴縁と交叉するように溶接すると丈夫で施工性のよい下地ができます。また木造では下地板がなくても良い。 | |
YMラスシートの張り方 | |
原則として結露などの水切りを良くするため縦張りにします。なお、縦張り、横張りに限らず煉瓦積の要領で千鳥状に這ってください。窓や土台などの末端部の見切りには、水切りや雨押えを入れて下さい。 | |
YMラスシートの継ぎ部 | |
ラスシートは、端部の鉄板部分とラスの出ている部分を重ねます。縦つなぎは一山重ね、横つなぎは各山合わせをして50mm以上重ね、その両方のつなぎ部のラスが重なり合いますので一緒に捻るか、結束して密着させ不陸のない様に張って下さい。この際重ね部は必ず下地支柱の上になるよう注意して下さい。 | |
YMラスシートの取付け方 | |
一般に木造下地では傘釘で打ちつけ、鉄骨下地ではビス止めかフックボルト止めがよく、そのいずれのときもラスの上から座金を当て、波板の谷部へしっかりと打ちつけて下さい。ヤマラスチャンネルの場合は爪をラスシートの鉄板に貫通させラスの上から曲げ止めして下さい。また重ねつぎ部分ではラスシートの両側を浮きのないよう入念に止めて下さい。 | |
YMラスシートのコーナーと開口部 | |
出隅・入隅では、ラスシートのラスを切って鉄板を直角に曲げて張って下さい。その上からコーナーラスを当て結束して密着させます。横張りのときは、波をつぶして直角に曲げて張って下さい。開口部では鉄板より広くはみ出したラスを篭のように撒きこんで張ります。また、コーナーの部分には、養生のストリップラスを張り重ねて補強するとキレツ防止に役立ちます。 |